こころのことば
先日いらしたお客様は耳の不自由なご夫妻でした。
私が覚えている手話は「ありがとう」と「コーヒーと紅茶どちらがよろしいですか?」の2つなのですが、ディナーを終えたお客様があごをスッとなでる手話をされた時、「あ!美味しいって言ってもらえてる」と瞬時に気持ちを感じることができて涙がこぼれそうになりました。
お互いに伝えたい!相手の伝えたいことを知りたい!と思えば、言葉でなくとも気持ちは通じるという事の嬉しさを改めて感じさせてもらいました。
耳の不自由な方、目の不自由な方、英語を話す方、フランス語を話す方、この仕事のおかげで様々な方とお会いする機会が持てています。
昔は何となく壁があるように感じていましたが、経験を重ねるごとにそれは幻だという事に気づかせてもらいました。
さらに子育て経験すると、0才児の要望もわかって来たんだから、ジェスチャーという万能な伝達方法さえあれば何とかなる!と変な自信が持てたりもします。
ちなみに同じ日本語なのに私の新潟弁が旦那に通じない事例も多々あります。